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NHK大河ドラマ風林火山の主人公
山本勘助ゆかりの地、牛久保の紹介


井上靖著「風林火山」の主人公勘助ゆかりの地豊川市牛久保町は大河ドラマで
世に出ると張り切っている。NHKに先立ち勘助ゆかりの地を紹介をします。

山本勘助の一生

生まれは八名郡賀茂村(現豊橋市賀茂町)代々二千五百石どり山本家の三男として生まれた。15歳で牛久保城主牧野家の家臣大林家の養子となり1525までをこの地で過ごした。この長谷寺の念宗僧侶との交流も深かった。武芸を好み26歳より諸国を遍歴し軍略など兵法を身につけ35歳牛久保に戻ったところ大林家に嫡男が生まれていたため養子縁組を解き山本姓にもどる。
その後関東地方を遍歴し今川義元、北条氏康などに仕官すべく面接するも「風采悪く用いられず」とある。(短身にて眇目でびっこ)武田の家臣板垣信方の推挙により信玄に拾われて(容姿備わらない者奇才あらん)44歳にてようやく仕官できた。群雄割拠で戦いに明け暮れるなか才覚を発揮し戦術家としての才能が認められた。後世武田流の戦法といわれるものは勘助の編み出したものとされている。勘助最後の戦いとなる川中島の戦いは千曲川を挟んで海津城に武田軍、妻女山に上杉軍が陣取りにらみ合った。勘助の「きつつきの戦法」により武田軍は兵力を二分し妻女山の背後をつき山から下りた上杉軍を平地で挟み撃ちする戦法をとった。謙信もさるものこれを見抜き音もなく山を下り粛々と夜川を渡り川中島の信玄につめより、朝霧が晴れた時には信玄の前に大軍を進めた。兵力を二分した武田軍は時間が経過するとともに追いつめられる。最後の一線も突破され壊滅寸前、旗本に守られ凌ぐ信玄。戦闘開始後6時間余ようやく背後に回った高坂別部隊がもぬけのからの妻女山から駆けつけようやく両者引き分けた。もちろん勘助は最期を遂げた。

出演者

内野聖陽(勘助)、市川亀治郎(信玄)、Gackt(謙信)主役の内野聖陽は演技派最近は「蝉しぐれ」に出ていた。勘助60歳で、信玄40歳、謙信30歳ぐらいの年齢構成になろう。両雄は若手登用、どんな演技力を見せてくれるか楽しみ。

風林火山番組情報NHK)より抜粋 投稿者:ドラキチ 投稿日:2006/12/02(Sat) 10:56 No.522
 天文4年(1535)、三河出身の浪人・山本勘助の姿が甲斐の国にあった。目的は先ごろ甲斐を統一した武田信虎の戦ぶりを見ること。20歳の頃から諸国を遍歴し、軍略を学ぶことすでに15年、勘助の夢は天下一の軍師になることだった。
 ひょんなことで知り合い、恋に落ちた村娘・ミツが信虎に惨殺されたことから勘助は信虎への復讐を誓い、武田家に接近していく。そして生涯の主君となる信虎の嫡男・武田晴信(後の信玄)に出会う。
 狂暴な振る舞いが目立ち人心が離れた父・信虎を追放し、武田家を継いだ晴信は早速、勘助を軍師として召抱える。ここに戦国最強の主従が誕生することとなる。
 武田家の天下取りは信濃攻略から始まった。勘助はその手始めに諏訪地方を治める諏訪頼重を攻めることを進言する。頼重と晴信は義兄弟の関係だったため、武田が攻めてくることを全く予想していなかった諏訪はあっけなく滅び、そして、勘助は頼重の娘・由布姫と運命的な出会いを果たす。姫の気高さ、美しさに惚れ込んだ勘助の望みは、主君・晴信と由布姫が結ばれ、二人の子が天下を手にすることに定まる。仇敵・武田を嫌った由布姫もやがて晴信を受け入れ、勘助の望み通り一子・勝頼を生む。
 一方、晴信の正室・三条夫人はすでに嫡男・義信をもうけており、ここに武田家に影を落とす家督争いの火種が生まれる。
 信濃攻略の過程で重臣・板垣信方、甘利虎泰を失う手痛い敗戦を経つつも、武田軍団が信濃国を殆ど手中に収めたその時、勘助そして晴信の前に最大の敵が立ちはだかることになる。越後の長尾景虎(のちの上杉謙信)である。
 戦国時代、最大の激戦・川中島の戦いは今や目前に迫っていた。
【山本勘助晴幸】
 武田信玄の軍師。生年生地には諸説ある謎の人物。若い頃から諸国を遍歴し、軍略や築城術などの兵法を身につける。武田晴信(後の信玄)の武将としての器に惚れ込み、晴信の天下取りを補佐すべく武田家に仕官する。合戦の作戦を立てるだけでなく知略にも優れ、戦わずして数々の勝利を武田軍にもたらす。晴信の側室、由布姫を敬慕し、二人の子・勝頼が武田家の跡継ぎになるべく画策する。川中島の戦いで自ら編み出した啄木鳥(きつつき)の戦法を上杉謙信に見破られ、命を落とす。

…内野聖陽(うちの・まさあき)
 昭和43(1968)年、神奈川県生まれ。1993年「女たちの十二夜」で初舞台を踏む。同年、NHK土曜ドラマ「街角」でテレビドラマ初出演、大型新人として注目を浴びる。連続テレビ小説「ふたりっ子」のプロ棋士役で人気が沸騰し、以後、テレビ、舞台、映画に幅広く活躍する。受賞歴も豊富で映画「(ハル)」で日本アカデミー賞優秀新人賞、日本映画批評家大賞新人賞を受賞したのを皮切りに、エランドール新人賞、紀伊国屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞最優秀男優賞を次々と受賞する。近年では金曜時代劇「蝉しぐれ」で放送文化基金賞出演者賞、モンテカルロ国際テレビ祭主演男優賞を受賞し、その端正かつスケールの大きな演技力への評価は高い。NHKでは他に、金曜時代劇「十時半睡事件帖」「秘太刀馬の骨」土曜ドラマ「疾風のように」などがあり、大河ドラマへの出演は「徳川慶喜」に次いで2回目となる。
由布姫(ゆうひめ)…柴本幸(しばもと ゆき)
 柴本幸(しばもと ゆき、1983年10月18日 - )は東京都出身の日本の女優。俳優の柴俊夫と真野響子(まやきょうこ)の一人娘。慶應女子校→慶應義塾大学文学部卒。叔母は女優の眞野あずさ(まのあずさ)。
 信濃の戦国大名・諏訪頼重の娘。武田晴信(信玄)の側室として後の当主・勝頼を生む。
 武田家と諏訪家は先代以来の同盟関係にあった。しかし、信濃攻略を目指す晴信は義弟にあたる諏訪頼重を突如攻め、降伏した頼重を謀殺してしまう。
 由布姫は、周囲から自害を進められるが拒み、生きることを決意。由布姫を保護した勘助は一目で心を奪われ、主君・晴信と由布姫の二人を守りぬくことに自らの生涯を捧げる決心をする。
 晴信は由布姫の美貌を目にし側室に迎える。それは武田・諏訪両家の跡継ぎを生んでほしいとの勘助の説得を姫が受け入れた結果だった。
 側室となった姫は、いきなり晴信に向かって「武田は仇。油断すれば寝首を掻く」と言ってのける。その気高さに晴信はかえって惚れ込むことになる。
['06.11.18 初掲]