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旅の参考書
ギアナ高地とエンジェルフォール
(資料提供:ゆりさん/2008年9月)
スライドショー(800×640) / 各画像クリック→拡大表示します

9月9日〜19日まで、11日間のギアナ高地とエンジェル・フォールの旅に行ってまいりました。
成田からアトランタ経由でカラカスまで.行き一泊。後はプエルトオルダス1泊、サンタエレナ1泊、カバナヤン1泊、カナイマ3泊、カラカス1泊、アトランタ1泊のコースでした。
添乗員をいれ15名のツァーでした。日本からカナイマまでは、フライト時間約20時間とジープ移動1日を要しました。


(←ベネズエラ全体図)
いつもの旅とは違い持ち物は、上・下セパレーツの合羽、海中電灯、軍手、ティシュ(必要性はお任せします)、防虫クリーム、ソックス、サバイバル用サンダル、蚊取り線香、電池式携帯防虫器、日焼け止めなど。ハードなスーツケースはダメ、小型のソフトケースとのことで私はリュックとキャリーバックにし、最低量しか用意できなく、不安でした。
カラカス
←カラカスの夜明け
カラカスはベネズエラの首都であり、ギアナ高地の入り口です。

カリブ海が奇麗でした。→

時差は日本より13時間おくれです。
カラカス〜カバナヤン
カラカスからの移動は、機長を含め6名乗りのプロペラ小型機3機でした。

カバナヤンが一番田舎で、村にはホテルが1軒、レストランは別のところに1軒あり、どちらも使用する時だけオープンの様子でした。電気も10時から朝5時半までつきません。でも、シャワーはありました。
KavanayanはKanavayenとも呼ばれ・表記される、不可思議な地域です。(編集子注)
カナイマのホテル
国立公園・カナイマのラグーン ストレッチャーの原種に囲まれたカナイマのホテル
ギアナ高地の真中に位置するカナイマのホテルは、野性味ある外観、中はバスタブ、クーラーつきで快適。ハチドリが飛び、小鳥の声がいつも聞こえ、現地の人はすれていないし、接して快さがもらえました。

ホテルの周囲では様々な植物も見られました。
7つの滝に出る道 ホテルより1分で着く「7つの滝」
食虫植物−1 食虫植物−2 (コケ) 時季外れの野生ランを発見
●カナイマとは、四国の1.6倍もの、とてつもない広さの国立公園である。エンジェルフォールのあるアウヤン・テーブルマウンテン(テプイ)もその中に含まれている。
●カナイマ湖のほとりのホテルと、エンジェルフォールは直線距離で40Kmはある。
●アウヤンテプイは、直径40Kmもあるテーブルマウンテンである。
●"angel" のスペイン語発音は「アンヘル」となる。
(編集子注)
ホテルを基地に滝見物
大平原とテプイ(テーブルマウンテンの現地語)に囲まれ、グランド・サバンナをジープ3台で1日中ドライブし、色々な滝を見て来ました。
ドライブは、初めの内少しは簡単な舗装がしてありましたが、川底を走っているようで、とびはねたり・・・とにかく楽しかった。
カラオ川をボートクルーズで滝見物もしました。ポロポロという蚊が多いため、アミを被ることもありました。
今回の旅で見た滝は、数えられないほどです。
特に、サポの滝では、滝の裏側を歩くこともできました。
パチェコの滝 カマの滝 サポの滝
周りの大平原や雄大なテプイを眺めていたら、すぐに時間が過ぎてしまいました。
ブラジルとの国境も見てきました。
テプイ(テーブルマウンテン)を遠方に眺め、まさに秘境 恐竜が出てきそうな風景。ロストワールドのモデルになったのもうなずける
エンジェルフォールへ
カナイマを出発 高速ボート 第1展望所
待望のエンジェル・フォールです。
 ・空から2度遊覧し、
 ・地上からは往復11時間かけて
美しい姿を見てまいりました




<片道5時間半の内訳>
高速ジェットボート1時間
中浅瀬のためボートを降り、1時間歩く
再びボートと合流し2時間乗船/第1展望所着
(ここからは、ツァー会社責任外のサインをして)
ジャングルを1時間半歩く/目的地第2展望所到着

タンニンのため、水がコカコーラ色 木々の根が高く歩きにくいジャングル
エンジェルとは、1937年に発見したアメリカ人の名前から付けたものですが、名前のとおりの美しさでした。
フォールでフォールズでないのは、乾季には本当に1本の滝になるからとのこと。979メートルの落差は、世界三大滝と同じように、言葉では言い表せない感動の連続。
またかつて見たこともなく、歩いたこともない道を歩き、達成した喜びが重なり、涙が出てきました。病気をして、まだ体力に自信ない自分を褒めてやりたくなり、つい涙ぐんでしまいました。
ギアナ高地はオリノコ川の南、国土の半分を占める広大な地域。最近まで衛星写真も取ることが出来なかった秘境。人口衛星を使った観測技術が発達し、ようやくその姿が解明されつつあって、これがギアナ高地が最後の秘境と形容される所以です。ギアナ高地の地質はおよそ20億年前のものといわれ、地球上で最古の部類に属する岩石で出来ているとのことです。
←帰りのボートより見たテプイ
帰りの高速ボートは、途中、暗闇で浅瀬に乗り上げないか心配でしたが、飛び交うホタルが心を静めてくれました。あたりが暗くなってから、やっとカナイマに着くことができました。
途中で、現地の人が、蝶が水面近く飛んでいるので後3時間したら雨になる、と言っていましたが、まさにその通り雨が降ってきました。文明や技術が遅れていても、自然が教えてくれ、生活できると、しみじみ思い、教えられるものがありました。
この旅では、スコールには、夜や、ジープの中で、幾度も会いましたが濡れることはありませんでした。ところが、滝では、ずぶぬれになりました。自然の中のアドベンチャーの旅、最高に楽しい旅が出来ました。
('09.05.09 初掲)