インターネットで「御油の松並木」を調べてみました。次のように記述されていました。
江戸幕府は交通の整備のため主要街道である五街道を定め,街道沿いに宿駅(しゅくえき)の制度を設けた。御油宿(ごゆしゅく)は東海道に置かれた53の宿場のうち35番目の宿場で,東三河には東から二川・吉田・御油・赤坂の4宿が置かれた。吉田から御油宿までは2里22町(約10km),御油から次の赤坂宿までは16町(約1.7km)で,御油・赤坂間は,東海道で最も短い。幕府による宿場の許可証である伝馬朱印状(てんましゅいんじょう)も御油と赤坂だけは1枚にまとめられている。この御油・赤坂間の旧東海道沿いに天然記念物に指定されている松並木がある。松並木は街道を行く人々を,夏の暑さや,冬の強風から守るため幕命により植えられたもので,1604年(慶長9)から11年かけて約160本が植えられた。
高柳さんから、いただいた資料によりますと、「天然記念物」に指定されたのは、太平洋戦争末期の昭和19年11月7日。松の本数は、昭和39年以降の数値が判明しているが、平成18年度末で296本(内、大木数は116本)となっています。
この松並木は、昭和19年以降、町民により自主的に護られてきたが、昭和47年に「天然記念物御油松並木愛護会」が結成され、この愛護会員により松並木の保護活動が行われてきたようです。その後、昭和51年2月3日に、豊川市は天然記念物「御油のマツ並木」を管理すべき団体として、文化庁から管理団体としての指定を受けました。以後、県、豊川市、愛護会が連携して管理にあたっているようです。
今日、車でこの御油並木を通りましたので、久し振りに、松を眺めてきました。天然記念物の指定、松の管理番号札、松並木の様子をカメラで撮りましたので、ご覧下さい。これから、どのくらい保護されるかわかりませんが、地元にも、歴史的にも価値のあるものがあることを、あらためて実感しております。
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