思い出を大切に
5回生 大須賀満喜男 
 私が入学した当時、昭和25年4月、まだ名鉄豊川線はなく、豊川からの通学は飯田線豊川駅から同小坂井駅で乗換えし、別のホームの名鉄小坂井から伊奈駅で乗換えして名鉄本線で国府駅まで2回乗換えして通いました。しかし、初めての電車通学なのでわくわくしながら通ったものです。ほんとに楽しかったものです。私達は丁度学校教育改革が大幅に行われた時で、6334制が導入され、新制中学、新制高校となった初めての一年生であります。学区制となり、新制高校の2年、3年は旧制中学生とか、旧高等科生とか、予科錬生とかが、先輩として入って来ました。その為、旧軍隊のなごりもあり、入学初日には教室に入った時、先輩が入って来て並ばされ全員ビンタをはられた思い出があります。この様なインパクトのある出来事は今になると鮮明な記憶としてなつかしく思い出されます。高校生活3年で、麻雀を覚えハマッテしまい、途中下車し遅くまで帰らなかった事とか、山岳部で北アルプス白馬岳に登山した時、睡眠不足等で、大雪渓を登る途中で眠くなり、高山病にかかり、先生と共に下山し、翌日登って皆んなと合流し、この事が学校新聞に掲載され恥をかいた事、演劇部に入ると、NHKラジオ放送に出られるという話を聞き入部したが、一度もなかったが楽しく過した事など、なつかしい思い出が今もって、よみがえって来ます。
 思い出を大切にこれからは、年金生活の今、健康で楽しい人生を送りたいと、思っています。

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