クスコ(ペル−)にて

         2003年雑感

 国府高を卒業したのは1957年であったから(第9回生)もう45年も前になる。この
間日本は大きく変わった。日本列島に新幹線は走り、2回にわたるオイルショック、
円高につぐ円高。
 国民総意の知恵でこれらの難関にうまく対応し、
日本は今や世界の経済大国でGDP第2位に躍進する。しかし10年まえよりバブルは破
れ、いまだに脱しきれないでいる。
 私自身のことと言えば、2年前に会社をリタイアして
以来、感動を求めて、世界遺産巡りに熱が入っている。2001年現在で世界遺産は721
箇所あるが、そのうち78箇所を訪れた。今年だけでも中国の九寨溝、
黄龍、都江堰、 イタリアのシエナ、ラベンナ、ナポリ、ポンペイ、  ギリシャの
メテオラ、デルフィ、 スイスのユンクフラウなど12箇所を巡ることができた。約10
%済んだわけであるが、なかなか追いつけない。何故なら毎年10〜20箇所新たに登録
されるからである。
 洋の東西を問わず良いものは良いものだ。自然と
人類の英知が遺してくれた地球の記憶にいつも感動
する。
 海外への旅は当然ながら元気のうちに限る。元気でないと風景を観ても感動が沸か
ないし、グループのメンバーの人にも迷惑をかけてしまう。現地の食事が食べられな
いと現地の人の気持ちにはなりきれなし、旅の面白みも半減する。
 そのために私は日頃から身体を鍛えている。毎朝の散歩、テレビ体操と週一回のゴ
ルフ。暴飲、暴食は控え、アルコール極力謹んで肝臓をやすめる。
 これからも戦争やテロをなくし、私のささやかな楽しみを奪わないでほしい。
   感動一生、青春一生。

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