「30年目のごめんなさい」
3年1組 堀内由起子(旧姓山本)
国府高校では剣道部に在籍した。当時女子部員はめずらしく私達で3代目。初めて団体戦も組める人数で、先輩にも同輩にもかわいがられたと思う。
御津海岸までの朝練ランニング、弘法山での発声練習、猛暑の中でのかかり稽古、etc。中でも心に残っているのは伝統ある歓迎会での涙のコロッケパーティー。厚さ5mmもあるであろうソースと唐辛子がどっさりのった赤黒くなったコロッケを、新入部員は泣き言を言わず先輩達のあたたかい(?)まなざしの中食べなくてはいけない。しかしそれを機会に近寄り難かった先輩方が少しだけ身近にまた頼もしく感じたのは私だけではないと思う。
また、剣道部は何かあると「連帯責任」ということがあった。私は何度か無断欠席や遅刻をしたので「一年全員で雑巾掛け何回!!」と、言われ皆に迷惑をかけた。
30年目にして謝ります。
杉浦キャプテン、小林副キャプテン、金ちゃん、センパイ、古橋君、皆川君、よっちゃん、カワヤ、マコ。
「ごめんなさい」
今はあの頃より少しだけ真面目になっています。