この冬の2冊の本 投稿者:クルメープル 投稿日:2022/04/21(Thu) 15:09 No.29677
こんにちは 天空快女さん サンカヨウの花、すばらしい!透明なガラスのような花弁、何とも言えない感じです。もうお目にかかる機会もないでしょう、ありがとうございました。
みなさん もう4月も半ば過ぎ、早いものですね。 そこでこの冬(2・3月)に読んだ本の中で興趣深かったものを2冊ご紹介します。
1)同志少女よ、敵を撃て(逢坂<アイサカ>冬馬)
この小説は第二次大戦、独・ソ戦の話。ドイツ兵に母を殺された少女が狙撃兵(スナイパー)として鍛えられドイツ兵を狙撃して行く物語です。ウクライナ戦争でもロシア、ウクライナ両国の女性スナイパーが話題になっていますが、女性はスナイパーとして適しているのだそうですね。
遠方から狙撃されると、突然隣の人が倒されてその後から銃声が聞こえてくる(1000mからなら3秒後くらい)・・不気味ななことで、戦場でもこれが続くとパニックになるみたいです。ロシア将官が殺害さたれたのも狙撃によるとのこと。
この本を読み終えてしばらくして、ウクライナ戦争が始まりました。独ソ戦ではソ連は祖国を守る立場、ところがウクライナにおいてはナチスと同じ侵略者。あれだけ悲惨な戦争をしてきたのに、かっては同じ国民だったウクライナの人に、あんなに無残なことをしかけられるとは想像もできません。 この本から、壮絶な市街戦の様相を少しでも感じ取ってもらえたらと思ってご紹介しました。
・・ついでに。この本も本屋大賞を受賞しました。
返信: この冬の2冊の本 - クルメープル 2022/04/21(Thu) 16:39 No.29678 続きです。 2)清少納言を探して、フィンランドから京都へ(ミア・カンキマキ、著)
先の本は凄惨な内容ですが、こちらは表題から察せられる通りとても優しく楽しい本です。
著者は38歳、編集などを職とする独身のフィンランド人。枕草子を読んで清少納言に憧れ(?)て、どんな人だろうかと調べに京都へ。その紀行文なので明るく読みやすい。
みなさん、枕草子をどのくらい覚えておられますか? はるか離れた日本の(それも昔、昔の・・)、枕草子が大好きという著者に敬服しました。
彼女が日本に来られたのは、ある期間仕事を続けた人は、1年間の休暇を取得できるというシステムが確立されているため、これは良いですね、さすがフィンランド!
そんな状況ですから、京都では吉田山近辺の外国人向けのシェアハウスみたいな家で生活、冬は寒くて夏は暑くて・・と悲鳴を上げています。フィンランド人が寒くてたまらない!なんて、京都はどんな寒さでしょうね?生活されていたゆりさん、どのように感じられたでしょうか?
いろいろな読み方が出来ると思いますが、フィンランドから来た女性が、カルチャーショックを受けながら、悪戦苦闘する滞在記として読むだけでも楽しいですよ。返信: この冬の2冊の本 - クルメープル 2022/04/21(Thu) 16:43 No.29679 訂正です。
清少納言を探して、フィンランドから京都へ。 ではなく 清少納言を求めて・・です。
すみません。返信: この冬の2冊の本 - 光龍氏 2022/04/21(Thu) 22:00 No.29680 クルメープルさん
ご自宅に図書館を設置しておられるだけあって、読書家でもあらせられるのですね。
『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』(ミア・カンキマキ 著、末延 弘子 翻訳、発行:草思社、四六判 496ページ 、定価 2,000円+税 、初版 2021年8月4日発行)のこと教えて下さりありがとうございました。早速求めて読みます。
実は小生も清少納言のファンなのです。彼女の用いる語彙の豊富さにあこがれ、昭和40年から半田高校の同僚と作り始めた『枕草子総索引』(右文書院)が完成したのが昭和42年11月20日でした。全ての単語を「あいうえお順」に並べ、所在を「岩波古典文学大系」の頁・行で示したものです。 (国文学会に寄与していると自認)
その後も、「『めでたし』の語誌上−枕草子・源氏物語を中心に−』(椙山女学園大学研究論集13、1981)、「『枕草子』積善寺供養の段における新解釈」(「後藤重郎先生古稀記念国語国文学論集」和泉書院、1991)など『枕草子』関係の論文を書いております。また20年ほど前、栄中日文化センターで40人くらいの受講生と通読しました。 と言う次第で御教示感謝です。
*昭和40年の時点で、『源氏物語』の語彙総索引は、“『源氏物語新釋用語索引』上下(吉澤義則/木之下正雄共著、昭和27年平凡社刊)”が存在し利用していたのに、『枕草子』の総索引はまだ無かったのです。以後、次々と古典文学の語彙総索引が刊行されました。私も、『狭衣物語』『住吉物語』の索引を作りました。
返信: この冬の2冊の本 - 天空快女 2022/04/22(Fri) 06:13 No.29681 クルメープルさん
本当に読書家でいらしゃいますね。九重の別荘で、季節の足音に耳を澄ませながら、眼は活字を追い、そして、頭は世界中を駆け巡っておられる姿が浮かびます!。
*女性はスナイパーとして適しているとは、全く存じませんが狙った獲物は逃がさない事か・・・⌒('-'*)⌒゜~*☆ウフフ♪と、勝手に想像しています。 しかし、今のソ連のウクライナ侵攻、気の毒で、観ておられません。早く終息する事を願って止みません!
*清少納言を探して、フィンランドから京都へですか。凄い方ですね。思い出しました。清少納言でなく、紫式部です。式部が源氏物語を執筆の石山寺を10回生で訪れた思い出です。もう、この年齢、再度の来訪は不可ですが、やはり、素晴らしい思い出となりました。 光龍氏の感想を楽しみに待ちましょう!
*20日は、万葉集で柿本人麻呂の持統朝の讃歌や、近江への旅を学んできました。
写真は早朝登山が日課の私、本宮山スタート地点の駐車場から、朝陽を望むです!
返信: この冬の2冊の本 - 白いブランコ 2022/04/22(Fri) 11:17 No.29682 クルメープルさん
ようこそ。ようこそ。ようこそ。 ご無沙汰いたしておりました。 本を沢山お読みですね ご紹介ありがとうございます
談話室へ投稿の皆さん写真がとてもお上手で美しい写真を届けてくださいます
久留米の佐野さんも繊細な美しい写真をお撮りですね 先日の青い空としだれ桜 オオヤマレンゲ 風樹荘 ETC
又。話題提供としてポツンと一軒家 しいたけ栽培などなど記憶いたしております 私が一番関心を持ちましたのは動脈硬化トクロレラのかかわりについてです 血管のやわらかさしなやかさは健康の源と思っています 今や血管年齢という言葉は常識となりました 日々血管をしなやかにして血のめぐりをよくすることをモットーに生きています今日この頃やはりクロレラはよいのでしょうね〜。
さて。4月も末に・・。 相変わらずのプーチン。 やはり5月9日の記念日が一つの目標なのでしょうか。
この辺で区切ります
返信: この冬の2冊の本 - 白いブランコ 2022/04/24(Sun) 08:07 No.29685 おはようございます
素敵なネモヒラの園ありがとうございます 私も大好きな花のひとつです
西中卒ですが・・。小学校は違いますしお話をしたことはないみたいですね 魔女さんとも 小中同じ学校でしたが・・。クラスは違いましたのでどのような魔女なのか今だにさっぱり わからないのですよ
今後ともよろしく
ハンドルネームはビリーバンバンのそれです 歌も大好きでしたので・・。 そろそろ名前替えしようと思っていま〜す
みなさん天候不順の日々ですどうぞお体たいせつに。
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