Top page 50周年 昔写真館 近 況 談話室 お知らせ リンク集
近況に戻る
海中散歩(6)
(ゲンジボタルさんの談話室投稿 2009/10/09 より)
Mini menu : −1− / −2− / −3− / −4− / −5− / −6− / −7−
セブ特集
皆さん、毎度、忘れたころの海中散歩、すみません。
8月下旬「海中散歩D」を投稿させてもらいました、小澤さんが素早く近況に編集して下さりびっくり。そのあと、ファーマーさんから以前コウテン散歩道に投稿したのを再投稿してほしい、とうれしいリクエスト。日付(06.07.31〜08.05)まで教えていただき、送信メールがそのまま残っていたので見つけました。Word編集したものを添付したので、今回“分解”する作業がタイヘンで小澤さんや息子に聞きながら、談話室に投稿し直しました。/3年前のことで、自分でも忘れていることばかり、ましてや? その後参加された方もいるので適当に読み流していただければ結構です。/2年ほど前、PCをリカバリーする際、大失敗してデジカメ写真のほとんどを失いました。今回、メールから取得するという新しい“方法”を発見、瓢箪から駒! 皆さんに感謝。以下、当時コウテン散歩道に送ったそのままです。

コウテン散歩道の皆さん へ  2006.7.31
最近「ダイビングをやっているんだって? スゴーイ? 海の中ってどんな風になっているの? 珊瑚ってきれいでしょうネー、怖くない? 魚釣りと矛盾しない?」などと、時々聞かれることがあります。いままで、自分から話したり、メールなどあまりしなかった。が、3月中旬、フィリピン・セブ島に出掛け、思いは少し変わった。久し振りに素晴らしい珊瑚に出会って、こんな海をいつまでも残したい、多くの人に知ってもらいたい、海の中の散歩道。保存用ファイルや仲間にプレゼントしたものから構成? かなり重いデータもありますから、読み捨てて下さい。
今回のセブ島は、初めて男だけのツアー。ダイビングを始めてまる10年、ほとんど女性が多いマリンスポーツ、しかも比較的若者が多いんですが、この4、5年、長続きするのは中高年。熟年でも訓練し、仲間に恵まれるか、割高のシニア・ダイビング・クラブに加入すれば十分可能なスポーツです。とは言え、ライセンスを取得しても継続出来る人は10%? くらい。
今年に入ってからのフィリピンは外務省が危険地区に指定した国。リーダーが「女性は誘わない、どうでもイイ男だけで行こう」と呼び掛けられ、お値打ちなツアーだったので2つ返事でOKした!
「男・3人セブを行く」 / こんな素晴らしい珊瑚は見たことがない。10年のダイバー経験の中では最高。6ダイブ全食事付・パシフックセブリゾート利用4泊5日(保険加入)97000+34000(オプション、飲み食い含めて)=計13万円余。フィリピンは今年に入ってレイテ島で大地滑り、アロヨ政権は軍の一部幹部が反乱、政情不安定。出発1週間前にやっと非常事態宣言が解除され、思い切って決行した。ホテル入り口には銃を見た。空港やホテルでは当然ペソ、ドルも可能だが円はダメ。空港では因みに1万円=4200ペソだった。
上田さん 北村さん いろいろお世話になりました。楽しかった! 長生きはするモンだ。(土方 博).。バンカーボート(アメンボのような棒が左右に伸び、安定感抜群)の舳先に乗ってご機嫌。左から土方、北村、上田。7107もの島々から成るフィリピン、人が住むのは1000島余。1000種を超える生物が生息している。
とにかく珊瑚がきれいだ。このきれいな海をいつまでも後世に残したい。私はわずか10年・170本の経験。生意気なことは言えないが、海の中でいろいろなサンゴに囲まれた魚や生物たちを目の当たりにすると、一瞬息が止まり、うっとり、チビリそうになる。形容しがたい感動に包まれる。もう何もかも忘れてしまう。

ダイビングを始めたころ、沖縄・南西諸島の慶良間周辺でもこのようなきれいなサンゴを見た。今は4、5年前の白化現象で多くのサンゴを失った。
われわれは、旅費を安くあげるためにホテルはほとんどエコノミークラスを利用する。共通しているのは、日本語が話せる従業員がいない。設備も当然、それなり。今回もシャワーの調子が悪い、排水が悪く、バス・洗面ルームは水浸し。修理を依頼するのに一苦労、英単語を並べて四苦八苦。帰りになるとチップは? と。

よく生水を飲むな! と聞くが、不覚にも生野菜を食べて、2日ほどやられた。歯磨きして口をすすぐ時も使わない方がよい。幸い、大したことはなかったが、ホテルの朝食・バイキング時に、やや離れた席に生野菜を見つけ、皿に取って席に着いた途端350ペソ、と告げられる。価格表がない、当然タダと思う。
セット料金のダイビングpoint(セブ近海)はあまりきれいではない。当然、多少高くてもオプションで他の Dive Pointへ出かける。パンフレットには日本人インストラクターとなっているが、ショップの案内人だけが日本人 海の中は現地人ガイドである。当日出発前、60歳以上のダイバーは診療所ドクターの診察を受けよと告げられた。初めての経験。

写真は作り物のような可愛らしさ、ダイバーに人気の高いマンジュウイシモチ。スカートをはいているように見える(真ん中よりの黄色い上半身?
圧測定はボインの若い女性、目のやり場に困る、益々血圧がシンパイ!最低・90〜最高・140で、ボーダーライン、スレスレでOK! 昨日はドクターストップがかかり、ダイビングを断念した人もいたとか。ここまで来て、本当にホッとした。

ここは保護海域に指定され、特別料金を払う、カメラの持ち込みは350ペソ。その割にはガイドが餌付けのパンを配る、われわれはノー・サンキュー。写真は白っぽい珊瑚の中にすっぽり白いイザリウオ。ヒゲでなく疑似餌、ゆらゆらさせて近寄る小魚をパクリ。
人間の顔が泳いでいるような奇妙な姿が人気のナンヨウツバメウオ。ダイバーに寄り添ってくる。
シュノーケリングを楽しむ香港の若者たち。パラオやサイパン、グアムでも目立つのは中国、韓国、台湾人。 もう1回、セブ特集をしたいと思います。
最後に台風18号上陸によって、急きょ1歳半の孫を預かりました。寝返りを打つ度に布団を掛けたり、シャッターがきしむ音を聞きながら、50年前の伊勢湾台風を思い出したり、寝不足気味。ファーマーさんの野菜畑と同じようにわが家の狭い裏庭に撒いたばかりのニンジンとモチ菜は見事に流れ去りがっくり。楓さんのイチゴハウスを見て、豊川の実家がイチゴ栽培をしていたころを思い出し、農家の大変さを実感。フリージアさん、ゆりさん、小澤さん、台風見舞いありがとうございました。
美しい自然、ゲンジボタルさんだけの世界、本当に羨ましいかぎり。前に見せていただいたのもありますが、何度見てもあきません。自分の知らない世界が、美しい世界が。沖縄の水族館のマンタにはビックリしましたが、確かゲンジボタルさんは海の中で実際に出会ったそうで、さぞマンタのほうがびっくりしたでしょうね〜 (ゆりさん 10/09)
ゲンジボタルさん お手数をおかけしてすみません。先ほど、孫(4.9歳)と『談話室』の海中散歩の写真を見ていました。孫が「この写真きれいだね!!」と感心していました。さらに、画面の魚を見て、「これは何?」と次ぎから次と質問されお手上げでした。ゆりさんの言われるとおり、何度見ても綺麗なものは綺麗ですね。(ファーマーさん 10/09)
ゲンジボタルさん 素晴らしい!世界を有難うございます。海の中にこのような景色があるなんて!! もうボンベを背負って自ら潜るなど、考えられない今、談話室でこうして「海中散歩」をとおして‘知る’事が出来たのは大げさでなく、感謝です。環境が変化し珊瑚礁が絶えるのは本当に残念ですね。大きいのや、可愛いのや、(^_^)のような魚などなど・・・見ていて飽きませんね。小澤さんが「近況」に編集して下さってあるのと併せて、何度も楽しませて頂きました。(フリージアさん 10/10)
ゲンジボタルさん リクエストにお応え戴き有難う御座います。何度見ても感動の連続で、おとぎの世界で、美しい珊瑚と色とりどりの可愛い魚といると人間であること忘れそうですね。海中から陸に上がっての話しは、はらはらドキドキでギャップが大き過ぎますが、海中散歩は本当に本当に夢の世界です。この美しい珊瑚が、後世まで守られていく事を祈っています。(楓さん 10/10)
('09.10.16 初掲) 前頁 /  / 次頁